[大動脈解離#2]初めての入院[体験談]

HEALTH
スポンサーリンク

病名を「急性大動脈解離」だと告げられ
そのまま緊急入院することになってしまいましたが・・・

大動脈解離と言ったら「緊急手術」じゃないの??

そう思いませんでしたか?
どうやらそうとも言えなくて、状態によるらしいです。
私が発症したのは「Stanford B型急性大動脈解離」という病名です。

主治医の先生が説明してくれたのは下記のような感じでした。
(※思い出しながら書いているので不正確かもしれません)

・大動脈解離は、心臓から出ている太い血管の内側の壁が破れて裂ける病気。
・破れた場所が心臓から近かったら緊急手術が必要だが、私の場合は心臓から遠いところが破れている。
・裂け目から内壁と外壁の間に血が入り込んだり、外壁がコブのようにふくらんだりしていると危険だが幸い一度剥がれた部分が元の場所にくっついた状態になっている。
・その「くっついている部分」が完全に定着して傷口が塞がるまで入院して安静にしている必要がある。
・とりあえずは2週間入院。

説明を聞いて、
「あ、運良く軽い感じで済んだのかな」
そんな印象でした。

実際、集中治療室には入らず
すぐに一般の病室に入れられました。

しかし・・・
最初はかなり物々しいといいますか、
自分が危険な病気なんだと思い知らされることになりました

まず、腕には点滴の針が2本刺されました。

注射とか嫌いなんですよね・・・(多分好きな人はいませんが)

そのうちの1本は「血圧を下げる薬」だという話で、
流量を制御するポンプのようなものがついていました。

このポンプのようなもの、
流れが止まったりすると「警報音」が鳴るんですよね・・・
夜中だろうと何時だろうと関係なしです。

さらに、

心電図が付けられました。
よく病院のドラマで出てくるアレ、
心臓の鼓動に合わせてグラフや数字が動くコレです。

さらにさらに、
自動で定期的に血圧を計る装置が付けられました。
夜中でも、腕に巻いたバンドに圧力かかります・・・(寝られない・・)

点滴や血圧計のチューブ、心電図の配線で
両腕が自由に動かせないし体もあまり自由に動けない状態になりました。
自分で言うのも変ですが、
どう見ても「命が危ない人」だな・・・って感じでしたね。

こんな状態なので、
特にトイレが大変でした・・・

ところで、
点滴で「血圧を下げる薬」を入れられますが

これがどうやら「頭が重くなる」「頭痛がする」副作用があるらしいです。
最初にそう説明を受けていて、

特になんともないかなと最初は思っていましたが
だんだん頭痛くなってきましたね・・・

頭痛がひどくて寝ていられない状態になったので先生に言うと
別の薬に変更してくださいました。

これがまた・・・

頭痛はしなくなりましたが、
点滴針が刺さった部分が赤く腫れて「火傷」のようになってきました。
看護師さんによれば、
強い薬なので血管に炎症が起きて、誰でもそうなってしまうそうです。

点滴は炎症がひどくなったら別の場所・・・という感じで、
今でも点滴をした場所にはくっきり痕が残ったままです。

そんな感じで、
1日数回、看護師さんが血圧等のチェックしてくださるのと
時々検査や採血があるぐらいで
ほとんどベッドで寝て数日を過ごしました。
(もちろん、先生は平日に1~2回診にきてくださってました)

保存治療」というやつですね。

治すというよりは、治るのを待つ・・・って感じでしょうか。

それで大丈夫なのか少し不安もありましたが、

徐々に自覚症状(背中・胸の違和感や痛み)も消えていき
「リハビリ」ということで軽い運動も開始し・・・

自分でも「もう大丈夫、なんともない!」と思えるようになっていきました。

そして約半月後ようやく
退院の許可
が出ました!!

ようやく自由になれた!

このときはまだ、この病気の本当の恐ろしさを理解してはいませんでした。

・・・次回に続きます

コメント

タイトルとURLをコピーしました